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鳥井 弘文

Torii Hirofumi

代表取締役

1988年、北海道・函館市生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒。大学卒業後、中国・北京へ渡り日系ITベンチャー企業に勤務し、中国版Twitterと呼ばれる微博(ウェイボー)を中心とした日本企業の中国国内PRに携わる。帰国後は、新しい時代の生き方やライフスタイルを提案するブログ「隠居系男子」を運営開始。半年で月間25万PVを達成し、現在はBLOGOSとFashionsnap.comにも転載中。 2014年9月に起業し、株式会社Waseiを設立。これからの暮らしを考えるウェブメディア「灯台もと暮らし」を運営している。

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「株式会社Waseiがこれまでどんなことをしてきたのか、これからどんなことに力を入れていきたいのか、教えてもらってもよいでしょうか?

2015年1月1日にこれからの暮らしを考えるウェブメディア「灯台もと暮らし」をオープンしました。メディア公開当初から地域特集には力を入れていて、最初の特集は【徳島県神山町】特集でした。2016年には「地域×企業特集」も始めて【島根県石見銀山・群言堂】特集を公開しました。こういった特集は、今後もつくっていきたいと考えています。メディア運営だけではなく、イベントの開催や電子書籍の出版、オンラインサロンの運営にも力を入れています。

今後もWaseiにとって「灯台もと暮らし」は主要事業になるのでしょうか?

会社として、今後まったく別のメディアを立ち上げる可能性もないとは言い切れませんが、今のところは灯台もと暮らしを中心に事業をつくっていくイメージです。「これからの暮らしを考える」ために、メディアに限らずイベントや物販など、様々な事業も同時並行でチャレンジしていきたいと思っています。

働き方が多様化していく世の中で、ひとつの場所に毎朝来て、毎日同じデスクに座って仕事をするという働き方が必ずしも正解じゃない

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Waseiは「移動する編集部」を掲げていて、固定のオフィスを今は持たないんですよね。事務所に集まらなくてよいリモートワーク中心で、みなさんそれぞれが仕事をしていると聞いているのですが、なぜそのような働き方をするのでしょうか?

働き方が多様化していく世の中で、ひとつの場所に毎朝来て、毎日同じデスクに座って仕事をする、という働き方を必ずしも強制する必要はないと考えているからですね。特に4人の編集部メンバーは、取材が多いので、都内を移動することも多いです。たとえば朝一度出社して、すぐに取材場所に行って、また帰社して、ということを繰り返すのは非効率です。それであれば、そもそも事務所自体が今の僕らにとっては必要ないのではないかなと思いました。

もうひとつは、新しい働き方にチャレンジしてみたかったからです。今はフリーランスブームとも言えるような、自由な働き方が流行って来ていますよね。フリーランスもいい働き方だとは思うのですが、フリーランスで働いていると、中長期の休みを取ることが難しいと思うんです。その間、仕事を休むと収入が入ってこなくなってしまうから。伊佐が世界一周に行けたのも、他の社員がみんなで協力して可能にしたところはあるし、僕としても、世界一周へ行くことが「これからの働き方」のロールモデルになったらよいと思って賛成しました。

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新しい働き方にチャレンジしたいのは、どういった気持ちからでしょうか?

働き方が多様化していく中で、「会社」が持つ機能も変わってきていると思います。たとえば、今の世の中において恋人や家族だけのつながりだけでは、何か経済的な問題が起きたときに対処しきれるのかという疑問もあって。終身雇用制って今はほとんど機能していないと言われていますよね。会社は「きちんと毎朝行かないとクビになってしまう場所」になってしまっている。何かあったときに家族に頼れたらそれでもいいですが、たとえば誰かが病気になったときに、メンバーみんなでその個人を支え合えるような会社でありたいと思っています。若くて健康な状態だったらなんとかやっていけるけど、何かひとつネジが外れてしまったときに、生きていけなくなってしまう社会の中で、Waseiが各メンバーの心の支えになれれば嬉しいです。

会社として、セーフティーネットでもありたいということですか?

はい。これまでのスタートアップって「世界を変えたい」とか「こういうサービスが今世の中にないからそれを世に送り出したい」みたいな、反骨精神やプロダクトありきなところがありますよね? でも僕はどっちかっていうとみんなの居場所を作りたいという気持ちのほうが強いんですよ。「これからの暮らしを考える」ためのコンテンツを世に届けたいっていう気持ちもちろんあるんですけど、それと同じくらい、中で働いてくれている人や、Waseiに関わってくれている人たちの居場所をつくりたい。会社が上場して資産が何十億円になってという話にはそれほど興味がなくて。関わってくれる人々の居場所をしっかりと作ることができるか、そこに達成感や満足感を生み出しながら、今自分は会社を経営してるんじゃないかなと思っていますね。

だからこそ、僕自身は常にみんなが自走しやすい場所、活躍できる場所をつくり続けることが大事だなって思っています。

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そういう会社をつくるために、チームとして欲しい人はどういった方でしょうか?

それで言うと、全部ちゃぶ台返すような話になってしまって申し訳ないのですが、会社がなくなっても生きていけるメンバーを集めたいと思っているんですよね。会社に寄りかかってて、もし明日会社がなくなってしまったらそのままバターンと一緒に倒れてしまうような人じゃなくて、確かに会社がなくなったら困るんだけど、じゃあいざなくなったら、一人で立っていけるような人に集まって欲しいというか。

社員がしっかりと自立しているということでしょうか?

そうですね。僕は会社のメンバーに指示待ちではなく、自走して欲しいと考えているんです。だからこそ僕自身は常にみんなが自走しやすい場所、活躍できる場所をつくり続けることが大事だなって思っていて。灯台もと暮らしの【ぼくらの学び】特集もそのひとつで、編集部の一人ひとりがしっかりと自立して、自分の問いを立てながら、取材執筆にあたってほしいと願ってつくった企画です。

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Waseiに入社したいと考えて、今このインタビューを読んでくれる人もいるかもしれないので聞いておきたいのですが、次に入社するメンバーはどんな人になりそうでしょうか?

んー、具体的にどんな人なのかというのはまだわかりませんね。それはくいしんが入社したとき(2016年4月に創業メンバー以外では初入社)もそうなのですが、まずは何かしらひとつのプロジェクトを一緒にやり遂げたいですね。4人だけだったWaseiに彼が入ることは当時考えていなかったのですが、電子書籍を一緒につくって、今後も一緒に働けるなと思えたところが大きいんです。なので、何かしら一つのプロジェクトをやり遂げてそこで息が合えば、「入社して欲しい!」と思えるはずです。会社のホームページで採用の募集を出して、応募が来て、面接して、じゃあ明日から来てくださいっていうのは当分の間やらないだろうなと思います。

では入社志望の人は、まずは何かプロジェクトを考えて、メンバーと一緒に何かつくってみて欲しいということですね。その場合はぜひこのサイトから問い合わせして欲しいですね。

そうですね(笑)。お問い合わせお待ちしています。

心に
残っている
言葉

地方から上京した時は単に『引っ越し』と言われるだけなのに、東京から地方に引っ越しした時はなんで『移住』と言われるんですかね?

とある地域で取材をしている時に、若い女性のデザイナーさんに言われた一言です。実際に現地へ入って暮らす若者の生の声で、とても衝撃的な一言でした。地方創生という世の中の動きの中で、「移住」という言葉に込められた様々な思い。もっと生の声を拾っていきたいと思った瞬間でした。

忘れられない
本の一節

別れ道はいつも心のうちにあるわな。真ん中がいちばんいい。

学生時代に初めて読み、それ以来いつも何かに悩んだときには必ず立ち返る言葉です。ちなみに、この言葉に辿り着くまでの前段も大好きです。「引け目。それ自体は心に生じた小さな波にすぎぬ。不安な方へ振れれば心は閉じる。見まいとして固く閉じた心の中では、不安はやすやすと恐怖にかわり敵意へと育つ。その逆もまた厄介だ。崇拝する、同化したがる、寄りかかって執着のできあがり。目も心も開いているようで閉じているのと同じ。強ければ何をしてもいいのか?違うよなぁ。」

バガボンド 30巻

井上 雄彦

剣に生き、鬼と化す――。土に生き、土に死す――。一世限りの孤独な鍛錬を、現世の剣に活かす武蔵と、後世の土へと託す秀作。理解し合えぬ二人の生き様は、か弱き稲の命を介し、やがて交…

「モーニング KC」より

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